展示紹介

展覧会の目玉は、世界初公開の恐竜「ザヴァケファレ・リンポチェ」、ピナコサウルスの「喉」の化石です。このほか、福島県で産出された恐竜や、ジュラ期の植物群のジオラマなどが登場します。展覧会を前に、会場で会える恐竜たちをほんの少しご紹介します。

みどころ1 世界初公開の化石たち

ザヴァケファレ・リンポチェ

ザヴァケファレは、「頭突き恐竜」と呼ばれるパキケファロサウルス類の最古の化石で、前期白亜紀の後期に生息していました。ドーム状に盛り上がった頭が特徴で、「頭突き」の謎を解き明かすヒントを持っていると期待されています。「頭突き」de勝負、してみませんか?

Ⓒ服部雅人
ザヴァケファレの頭骨
モンゴル科学アカデミー古生物学研究所所蔵
ピナコサウルスの「喉」の化石

中生代・白亜紀(約8400~7200万年前)に生息していた四足歩行の植物食恐竜です。世界で初めて喉の化石を残した状態で見つかりました。化石として残るのは珍しい恐竜の”のど”どのようなものか気になりませんか??

ⒸTakumi

みどころ2 福島県産出の化石たち

ヒロノリュウ

 ヒロノリュウは、1986年に福島県・双葉層郡で初めて発見された恐竜化石です。「福島生まれ」の恐竜、ぜひ会場でご覧ください。

Ⓒ工藤晃司
化石画像:福島県立博物館所蔵
フタバリュウ

 フタバリュウは、ヒロノリュウと同様に発見されました。ぜひ、本物の化石を見にきてください。

Ⓒ工藤晃司

みどころ3 いわきコハク

 展示は恐竜だけではありません。いわきコハクは、福島県いわき市で見つかりました。コハクは植物の樹脂が化石になったもので、昆虫を立体的な状態で保存しています。また、「恐竜たちが生きた世界」を今に伝えるタイムカプセルです。

福島県立博物館所蔵

みどころ4 ジュラ紀のジオラマと南相馬群の植物化石

草食恐竜たちは、どんなものを食べていたのか・・・。それを知るにはこのジオラマです。福島県からは恐竜が食べていたと考えられるジュラ紀後期の植物化石が良い保存状態で見つかっています。

栃窪層植物化石から復元されたジュラ紀後期の森ジオラマ
Ⓒ西尾製作所

また、南相馬市では1966年に3本の指が残された足跡化石が見つかっています。これは、日本で2番目に古い時代から発見された恐竜化石です。

南相馬市博物館所蔵

みどころ5 キムリエラ

植物化石の新種です。福島県南相馬市で産出したジュラ紀後期の植物化石で、2022年に命名されました。

南相馬市博物館所蔵